ジスロマックジスロマックは、胎児への医薬効果が軽減出来るとされる妊娠5カ月~7カ月中頃まで出産時の性器クラミジアの産道感染を予防する為に治療薬として用いられてる安全性が高いと評価されている蛋白合成阻害薬です。
小児に治療に対しては、体重1kgあたりアジスロマイシンの力価で10mgを1回の服用量として処方しますが、1日の最大服用量はアジスロマイシンの力価で500mgが上限とされています。
ジスロマックは、肝臓で代謝後数日で医薬成分のほとんどが体外に糞尿として排泄され、体内の主要な臓器に蓄積される事が無いので重篤な副作用や副作用自体の発生頻度が軽減されています。
また、ジスロマックは、14員環マクロライド系のエリスロマイシンにN原子を結合させたアジスロマイシンに徐放性の特殊製剤法を施した事により、胃液や胆汁などの消化液の影響を上部消化器官で受ける事が抑制されます。
腹痛や吐き気、嘔吐、食欲不振などの上部消化器官の軽微な副作用も軽減されています。

加えて、アジスロマイシンは、血中半減期が68.1時間と非常に長くなっている事や感染細胞内の医薬濃度が血中濃度の10倍~100倍と高い為、1日の服用回数や1回の服用量が軽減されています。
同じマクロライド系のエリスロマイシンやクラリスロマイシンなどの治療薬に比べ子供が服用するには適しています。
また、ジスロマックは、アンピシリンなどのペニシリン系の抗生物質に比べアレルギーを発症するリスクが少なく、ペニシリン系の抗生物質やセフェム系の抗生物質に対してアレルギーの既往歴の感染患者にも投与出来ます。
薬物代謝酵素チトクロームP450との結合力が弱いので他の薬物との薬物間相互作用も少なく子供が服用にするにはとても安心な治療薬です。

蛋白合成阻害薬には、マクロライド系以外にもテトラサイクリン系やアミノグリコシド系、クロラムフェニコール、リネゾリドなどの抗生物質があります。
クラミジア菌の増殖時に菌細胞の細胞質内の50Sサブユニット23SリボソームRNAと結合する事により、伝令RNAの遺伝子情報を転写した転移RNAの働きを阻害して、蛋白鎖の伸長を抑制しクラミジア菌の増殖を阻害します。
また、ジスロマックは、真菌の蛋白質を阻害する効果だけで無く、炎症部位や患部細胞5種類ある白血球の1種である好中球が炎症部位や患部細胞への集中を抑制します。
抗炎症効果や身体の様々な細胞に損傷を与える活性酸素の生成を阻害する効果もあるとされています。